タマラ・ド・レンピッカという女性をご存知でしょうか? 自身の魅力・才能を知り尽くし、それを武器に、1920年代ヨーロッパの激動の時代を自由に生きた女流画家。別名『セルフブランディングの女王』と呼ばれ、出会うすべての人々の心を虜にした彼女は、現代を生きる私たちに強烈なインスピレーションを与えてくれます。

セルフブランディングの女王“タマラ・ド・レンピッカ”

ポーランドの富裕層の令嬢として生まれたレンピッカ。少女時代は、スイス・ローザンヌの学校で学び、休暇のたびにロシアのサンクトペテルブルグにある叔母の邸宅で過ごすという優雅な暮らしでした。

美しく成長した彼女は、16歳で一目惚れした美形の弁護士と結婚。やがて、ロシア革命の混乱のさなか夫が逮捕されてしまいますが、レンピッカはその美貌で当局の実力者の心をつかみ夫を釈放させたという逸話も残っているほどの行動力の持ち主でした。

その後、アーティストや知識人が集うパリに移り住み、絵を描き始めたレンピッカはその素晴らしい才能を開花させます。華やかな生活を送る彼女が描く肖像画は、大胆で自由、そして官能的。亡命貴族や資産家、教養人たちの間でたちまち評判になり、瞬く間に社会的な名声を手にしました。

その魅力は、出会うすべての人を虜にしたと言われています。性別を問わない奔放な恋、幾人ものパトロンたち。自身の才能と魅力を知り尽くしたレンピッカはいつしか『セルフブランディングの女王』と呼ばれるように。

自身と向き合い続けたレンピッカの絵画は、自画像や肖像画が多いことも特徴です。女性が車に乗ることすら珍しかった当時、運転に興じる自分の姿を描いて大きな話題に。先進的で自由な発想を持ち、誰にも媚びず、本能の赴くまま人生を謳歌したのです。

そんな彼女が描く女性たちは、印象的な“赤い口紅”を纏っています。見る者を虜にする、挑発的な唇。まさにレンピッカそのものを表現するかのような、魅惑のルージュが現代に登場しました。

世にも美しい挑発。クレ・ド・ポー ボーテ『ルージュリキッドエクラ』

クレ・ド・ポー ボーテの2016年秋冬コレクションから、“挑発の唇”をテーマにしたリキッドタイプの口紅『ルージュリキッドエクラ』が登場。

レンピッカの大胆で官能的な人生や、描く絵画の色彩にヒントを得て誕生した8色のルージュ。口紅がとろけだしたようなリッチな発色と透明感のあるツヤ、それはまさに見る者を“挑発”する美しいルージュです。

中でも目をひくのは、18番“レンピッカの挑発”(上)。深く鮮やかな赤は絵画に描かれた女性のように、エレガントで勇敢。一度目をとめたら虜になってしまうほど印象的な唇に仕上がります。

他にもスタンダードなものからヴィヴィッドなものまで、クリスタルのように艶やかなカラーが全8色。心を射る色彩をチェックしてみて。

見たままのリッチな発色をさらに官能的に魅せるのは、みずみずしく透明感あふれるツヤ。質感の異なる3種類のオイルを配合し、唇に触れてするりと伸びる軽いつけ心地を実現。鮮やかな色に、光を集めたような艶やかさが添えられます。

ルージュが唇に触れたとき、鼻をくすぐるのは優雅なバラの香り天然ローズエッセンス配合で、花びらが唇に落ちたような優しい甘さを感じられます。